私たちの仕事 Business Contents
私たちは「クノール®カップスープ」のおいしさの土台であるコーンパウダーの製造や「鍋キューブ®」「味の素KKコンソメ」の製造を行っています。
私たちの仕事の中でのこだわりをご紹介いたします。
私たちの仕事 Business Contents
「クノール® カップスープ」
コーンパウダー製造へのこだわり
「クノール®
カップスープ」

できるまで
コーン
レンジャー
SDGsと
こだわり
「クノール® カップスープ」ができるまで
Our Commitment
私たちのこだわり
100%契約農家での徹底した生産管理
北海道にある、東京ドーム198個分の広さのコーン畑。100%契約農家で作っているコーンは、甘さたっぷりの100%スーパースイートコーンです!それぞれの畑には、コーンのおいしい時期を見逃さないよう、コーンの番人「コーンレンジャー」が徹底した管理をしています。というのも、コーンがおいしい時期は、たった1週間だけ!
Our Commitment
私たちのこだわり
獲れたてコーンを、24時間でパウダーに
収穫されたコーンは、すぐに工場へ。新鮮な味を閉じ込めるため、コーンが収穫されてからパウダーになるまで、たった24時間で作業するのです! 職人の手によって質のよいものだけが選ばれ、芯から少し離れた部分だけを残してぜいたくにカット。さて、粒以外のコーンの皮や芯はどうなるのでしょう?皮と芯は粉砕して牛の飼料に。茎や葉は、畑の肥料になっているんですよ。
Our Commitment
私たちのこだわり
新鮮なパウダーに甘さを凝縮
つぶつぶのコーンは、まず機械でていねいにすりつぶされて、ドロドロのペースト状に。加熱し、ドラムドライヤーと呼ばれる巨大な乾燥機で、ペラペラのシート状に加工します。シート状になったコーンは冷やされたあと、一気にパウダー化。サラサラの100%スーパースイートコーンのパウダーがこうやって生まれるのです!
Our Commitment
私たちのこだわり
新鮮なパウダーは次の工程に向け、
別の工場へ運ばれます。
サラサラの100%スーパースイートコーンのパウダーは、次の工程に向けて別の工場へと運ばれます。次の工場で、さらにおいしいスープに変わる準備が整えられ、最終的に私たちの手元に届くのです。皆に美味しいスープを届けるため、次のステップへと進んでいきます。
Our Commitment
私たちのこだわり
厳選した小麦粉と最適なこね具合で作る
クルトン
スープに浮かぶクルトンにもこだわっています。北海道にあるクノール® のパン工房では、厳選された小麦粉を使用してパン生地を作っています。パンをサイコロのように細く切断し、一斤のパンから2万個のクルトンができあがります。さらに食感をよくするため、乾燥させてカリカリに!
コーンレンジャーとは
「クノール® カップスープ」の原料となるスーパースイートコーンは、北海道と北米の契約農家によって育てられています。畑のようすをつぶさに見守るのは、コーンレンジャーと呼ばれるコーンの番人。
コーンのおいしい時期を見逃さないために、気候や温度変化などのさまざまな角度から徹底した管理を行っています。
01
種まきの理想は何cm?
種まきは時間差で計画的に。
コーンのおいしさのピークは短く、収穫すると急速に甘さが減ります。そのため、おいしい時期に収穫したコーンを24時間以内に工場でパウダーにできるよう、畑ごとに種をまく日を変え、計画的に栽培します。
深すぎず、浅すぎず、
理想は3cm。
種は専用の播種機を使い、2~3畝を同時にまいていきます。種が土の中に深く埋まりすぎていても、その逆に浅すぎていてもよくないので、3cm程度の深さにまくのが理想。 10日~13日後に芽が出ます。
寒すぎると、種まきが
遅れてしまいます。
コーンの発芽には、温度・水分・酸素のそれぞれの条件がバランスよく整っていることが必要です。
北海道では種をまく5月に雪が降ることもあるので、天候や土の状態に注意しながら種をまく時期を決めます。
02
コーンが大きく育つと、
コーンレンジャーはしぼむ!?
除草作業は必要最小限、
記録もしっかり。
降雨などの影響で計画していた時期に除草剤がまけなかった場合は、手作業で一本一本抜くことも。
除草剤の使用状況などは契約農家さんたちが栽培管理表に記録し、製品での残留農薬検査もしっかりおこないます。
発芽後の相棒は「メジャー」です。
まいた種の半分ほどが発芽したら、コーンレンジャーによる生育調査がスタート。メジャーを手にすべての畑で株間の距離を測り、発芽率を調べることで、生産量を予測します。この調査には1カ月以上もかかるんですよ。
どの実もちゃんと
おいしく育てたいから。
生育のよすぎるものと悪すぎるものを手で抜き取って、間引きします。
草丈をそろえると、日当たりが一定になり、生育のばらつきが減るので、どのコーンもおいしく育つことにつながります。
コーンが大きく育つと、
コーンレンジャーはしぼみます!
種まきから収穫までのほぼ毎日、コーンレンジャーは広大な畑の中を動き回り、コーンのようすをチェックします。冬の間に増えた体重が4-5㎏減るコーンレンジャーがほとんど。運動量のすごさに自分でもびっくりします。
コーンの花粉は、
ひげがキャッチ。
茎の先から雄穂が出ると、茎の中間あたりの雌穂から髪の毛のような細い絹糸が出ます。この「ひげ」に、雄穂から舞った花粉が付いたら、受粉。
ちなみに、コーンの粒の数だけ絹糸が生えています。風の影響を受けやすい地域では、雄穂の部分を刈り取る「トッピング」を受粉後に行います。
緻密な計測も、
コーンレンジャーの仕事です。
雄穂が出た日を基準に、雌穂が出る日を算出。それをもとに収穫日を決定します。収穫前にはコーンの水分や糖分を計測。おいしさの基準を満たしているかを社内会議で必ず検討するほど、味にはこだわっているんですよ。その後、収穫日に合わせて工場の生産体制を整えます。
03
クマに負けるな!
時間ニモ負ケズ、台風ニモ負ケズ
最もおいしいタイミングを見極め、専用のハーベスターという機械で実を刈り取り、24時間以内に工場でパウダーにします。ただし、収穫期は台風のシーズン。コーンが倒れると、刈り取りに通常の何倍も時間がかかり、朝まで作業することもあります。
クマにも負けられません!
甘くておいしいコーンは、動物にとっても垂涎の的。クマ、鳥、鹿などに狙われることも多く、契約農家さんが独自の工夫で防いでいます。
「クマが出没しているから早く収穫して!」と契約農家さんから連絡をいただくこともあるんですよ。
収穫した後も、畑の栄養に。
収穫時期が最も遅い晩生品種も、通常は9月いっぱいで収穫を終えます。
収穫後すぐに地上に残った茎を農家さんが機械で砕き、葉と一緒に畑にすきこみ、緑肥として土に戻します。
次の年もおいしいコーンを
育てるために・・・。
コーンレンジャーの冬の一大業務といえば、次年度の作付計画。品種・種をまく日・地域の温度・霜が降りる時期などを考慮してシミュレーションします。
こんなにたくさんの要素に着目するのは、猛暑でも冷夏でもちゃんと収穫できるように備えるためなんです。
一番おいしい時期に
とれたコーンを、
あなたも
ぜひご賞味ください!
「甘さたっぷりのコーンを収穫して、とびきりおいしいカップスープをお届けしたい」というのが、私たちコーンレンジャーの願い。
契約農家さんに負けないくらい畑のすみずみまでチェックしていますし、朝起きるとまず天気を確認して「今日は予定通りに畑をまわれるか」と考えます。
そんな想いで見守ったコーンを収穫したときの感慨はひとしお。私や家族もカップスープを毎日のように味わっています。
こだわりを守る仕事と人を紹介!
仕事と人を知るJob&People
ただ「おいしいモノ」をつくるだけでは、本当のおいしさはつくれない。
味の素食品北海道はそう考えます。
例えば、とうもろこしの茎や葉を、捨てずに肥料にする・健康な食生活に役立つスープをうみだす・工場の環境負荷を減らすことなど、色々な取組を行っています。
あなたが食べる一杯が、たくさんのイイことにつながっている。
未来にやさしく、ずっとおいしく。
味の素食品北海道の想いです。
スイートコーンの循環型サイクル
「クノール® カップスープ」のコーンは、みんなの知らない
イイことでいっぱい!
余った部分をムダにしないための工夫や、
あの動物が関わっていること、などなど。
農場編
Our Commitment
私たちのこだわり
スーパースイートコーンの葉と茎も無駄にせず、
畑の肥料に。
味の素食品北海道では、北海道の恵み豊かな大地で製品の自社栽培に取り組んできました。中でも「クノール® カップスープ」の原材料として使用されるスーパースイートコーンは、特に広大な畑で育てられています。そんな壮大な眺めの農場でコーン生産に当たるのは、地元の契約農家さん。彼らの豊かな経験が、おいしいひと粒を育てるのです。
スープに使われるのはもちろん、おいしいコーンの実。しかし、それ以外の部分も決して無駄にはしません。収穫後の葉や茎は捨てられることなく、トラクターなどで畑の土と混ぜられます。実の部分以外も畑の肥料として活用されているのです。おいしいコーンの葉や茎まで肥料にするからこそ、おいしいコーンが育つのかもしれません。
30年以上続けてきた取り組みが、
おいしいコーンを育てる。
私たちは30年以上にわたり、このような取り組みを継続してきました。1杯の「クノール® カップスープ」には原材料のおいしいコーンだけでなく、資源を大切にするという契約農家さん1人1人のこだわりが溶け込んでいるのです。
工場編
Our Commitment
私たちのこだわり
工場で取り除かれるコーンの皮や芯も、
牛の飼料として活用。
「クノール® カップスープ」の生産拠点である、北海道の訓子府工場。ここでは日々大量のコーンが運び込まれ、いくつもの工程を経て製品に加工されていきます。ただしスープの原材料として使われるのは、皮を剥いで芯を取り除いたおいしい実の部分だけ。しかし取り除かれた皮や芯もまた捨てられることなく、有効に活用されているのです。
訓子府工場に運び込まれたコーンのうち、取り除かれた皮と芯は年間6,500tにも上ります。こういった数値からも、いかに訓子府工場が大量のコーンを取り扱っているのかが理解できるでしょう。しかもこういった皮や芯はただ廃棄されるのではなく、別の方法で役立てられています。コーンの実以外の部分は、牛たちの飼料になるのです。
皮や芯は飼料用として細かく砕かれ、
各地の牛舎に向けて搬出。
訓子府工場できれいに洗浄されて取り除かれた皮や芯は、飼料用に細かく砕かれて搬出されます。「クノール® カップスープ」に使われるコーンですから、皮や芯の部分もおいしいはず。牛たちにとっても、おいしい飼料になっているのでしょう。
牧場編
Our Commitment
私たちのこだわり
牧草では取れないないさまざまな栄養を、
コーン飼料から吸収。
「クノール® カップスープ」の工場から運び出されたコーンの皮や芯は、各地の牛舎で活用されています。北海道には牛などの畜産農家も多いことから、そういった農場で育てられている牛たちの飼料として役立てられているのです。牛たちの食事と言えば、まず思い浮かぶのが牧草。しかしコーンの皮や芯も、意外によく食べられているようです。
牛舎で働くみなさんによると、牛たちは毎日おいしそうにコーン飼料を食べているのだとか。コーン飼料には、牧草にない栄養が豊富に含まれているのだそうです。牛たちがおいしい牛乳を出してくれるのは、おいしいコーンの皮や芯を食べているからかもしれません。コーンは私たちだけでなく、牛たちにとってもおいしい食べ物なのです。
コーン資料を食べた牛たちの糞も、
畑にまく肥料として活用。
ちなみに牛舎から出る糞は、畑の肥料に活用されています。牛たちもまた、私たちのサステナブルな活動に欠かせない一員なのです。コーンを無駄なく使って作る「クノール® カップスープ」には、SDGsの多彩な取り組みが凝縮されています。
コーンはまるごと、循環している
コーンの粒はおいしいスープに。畑に残った葉っぱと茎は肥料に。
工場で出た皮と芯は、牛のエサに。
牛のフンも畑の肥料に使われます。
何も捨てずに無駄なく使われています。